コラム

緊急事態宣言解除と本質的を考える

緊急事態宣言解除と本質的を考える
(1)「解除」といっても感染が収まったわけではない。
(2)国民一人ひとりの新型コロナウイルス、変異ウイルスへの対応、行動は緊急事態宣言の発動中も「解除」後も本質的には変わらいはずである。
(3)感染予防の基本である、マスク、手洗い、密を避ける、の3原則を徹底する。
(4)何事もゼロリスクはあり得ない、感染リスクもゼロではない。
(5)感染予防の3原則を徹底しても、感染リスクはゼロではない。
(6)最悪の事態、つまり重篤⇒死亡を避けるために免疫力を高めておくことが大切である。
(7)政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の委員は、ほとんど感染医学の専門家ばかりで免疫医学の専門家がいない。非常事態にあっても危機管理の専門家も加わっていない。メディアのワイドショーも感染の専門家のコメントだけで、免疫の専門家のコメントは全くない。非常事態への対策は、総合的な知見を結集してこそ、成果が期待できる。
(8)コロナ対応も、自然災害への対応と同様に「減災」が基本である。「減災」の基本は「自助」「共助」「公助」である。その基本中の基本は「自助」である。この基本的なことを菅首相が触れたところ、メディアからの批判を気にしたためか、「減災」の本質、基本的な発言がなくなってしまった。メディアは、言葉尻を採りあげて報道することが多い。国民、視聴者は、報道をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分自身で考え、判断する習慣を作っていかないと、本質から外れた軽い行動をしてしまうことになる。
(9)我々日本人は、マスク、手を洗うという良い習慣が身に付いている。この習慣の徹底した実行とワクチン接種の効果で、コロナ禍から遠からず解放されることが期待できる。
(10)コロナ禍を機に、我々は「なぜ?」「何の目的で?」「一番大切なことは何か?」「本質は何か?」を自律的に考える習慣を作っていくことが、災害にも、コロナのような目に見えない危機に対しても、強い体質になっていくものと確信している。

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