コラム

円安が止まらない要因

メディアは円安の要因として画像で示したように日米の金利差に焦点を当てて報道している。確かに円安の主要因は金利差にあることは間違いない。根底にあるのは、産業競争力を底上げしてこなかった日本経済の成長率の低さ等に加えて、ロシアのウクライナ侵攻で判明した、今後の日本を取り巻く国際情勢に対しての日本の安全保障の曖昧性、脆弱性などで「日本売り」となり、それが「円売り」の形となっているのではなかろうか。最近は通貨の為替レートは機関投資家の心理が大きく影響しているが、元来通貨というものは、その国の総合力によって決まるものである。私はこの現実を湾岸危機、湾岸戦争で身をもって体験してきた。

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